「XJR1300レストア&修理」(2004/01/07)

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2003年の末に、放置バイクと化していた、XJR1300を友人から貰った。
バッテリーを充電するだけでエンジンはかかったものの、キャブレターがオーバーフローしていてガソリンが駄々漏れ状態だった。

そこでキャブレターのオーバーホールをすることにした、というかしない訳にはいかなかった。
今までも色々な事をやってきたが、4気筒エンジンのキャブレタを車体から下ろしたのも初めてなら、4サイクル用のキャブレタのオーバーホールも初めてだ。
フロート室を開けたら、それはそれは凄い状態で、ガソリンが変質したガム質の物体Xはあるは、錆びもあったし、ジェット類もつまりかけているものが多かった。
良くこの状態でエンジンがかかったものだ。

ここの写真のようにバラせるだけバラして、キャブレタークリーナでガッツリ洗浄。細かいジェット類は浸け置き洗いをして、それでも使えそうに無いものは、新品パーツを注文。

ダイアフラムのゴムにキャブレタークリーナを浸けると、恐ろしくフヤける事を知ったのもこの時だった。フヤけてサイズが大きくなってとてもキャブボディに収まらないので、新たにパーツを発注しなくてては、と、パーツの見積もりを取ったら1個7000円くらいして、冷や汗が(-_-;)。

パーツ注文することに躊躇すること数日、ふとフヤけてしまったダイアフラムを見ると、何となく縮んでいるように見えたので、ためしにキャブのボディに取り付けてみたらちゃんと組み付けられる。数日放置した事によって乾いて?フヤケが収まって元のサイズに戻っていてくれた(*^。^*)。
全てのパーツを組み付けてキャブレターオーバーホールは終了。
XJRの元のオーナーは以前ショップにキャブレタオーバーホールをしてもらったら7万円取られたとの事だが、エンジンからの脱着から分解清掃、調整、パーツ代などを考えるとそれくらい取られても仕方がないかも知れないと思える作業量はあるかもしれない。
この車両は転倒してタンクや外装が傷んでいたしマフラーもサビサビだったので、ネットオークションで程度の良い外装やマフラーなどを購入して、それなりの綺麗な状態にまで15万円コースのレストアをして、友人に売却。売却益を、元々のオーナーに還元しましたとさ。

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