「リアタイヤエアーバルブ交換修理」(2007/08/20)

「Garage-ささを」へ

TOPへ戻る


2007/05/14
嫁が一足先にバイクで出勤し私が受付嬢候補生(娘)を保育園に連れて行こうとした矢先

『アドレスのリアタイヤがパンクしたかも。途中で急に重くなった感じがして、駐輪場でみるとベコベコでした。
タイヤを一周見てみたけど、特に損傷は見つからなかった。
ただの空気漏れならいいけど・・・また帰りに様子を調べてから相談します。』

とのメールが入る。
まあ、ベコベコと言うのだから、パンクはパンクなのでしょう。流石にコレくらいは分かるだろう。
タイヤを見ても特に損傷が無かったとの事だが、これは余り信用できる情報ではなかろうと思っていた。私が日常生活から感じている嫁の観察力のレベルからすると、何かを見落としている可能性は高いであろう。

娘さんの保育園の送り迎えの関係もありまして、私や嫁の行動の自由度を確保するというのは重要な事なので、この問題も早急に処理しなくてはならず、この日の私の仕事をやりくりして、フレックスで早めに会社をハネて自宅に戻り、パンク修理キット、パンク修理剤、電動空気入れ、工具などをスカイウエーブに積込んで、駅のバイク駐車場に向かう。

有料駐車場の管理人の、おじさんに事情を話して駐車場内でパンク修理をさせてもらう事にした。おじさんは「こんなところで治せるの?」と少々心配そうでしたが、私は「何とかします」とだけ答えて、バイクを探す。程なくバイクは見つかり(ラッキー)、作業に入る。

嫁の報告の通り、確かに後輪はベコベコのパンク状態で、外観の損傷も見当たらない。
工具でステップボード下のバッテリーカバーを外して、バッテリーの端子から電源を取り、電動空気入れで空気を入れてみる。順調に空気は入っていき指定空気圧以上の2.5k入れても、特に問題らしい問題はなさそう。。。

んで、エアバルブから空気入れを外そうとした時に、微かにエア漏れの音が聞こえたので、エアバルブを指で揺さぶったら、、、ガーン!!原因はココ、エアバルブの根元が裂けていた^_^;
しかも、結構きっちりと裂けており、よくも2.5kもエアーが入ったものだと感心した。
V100のエアバルブは曲がったタイプなので、ゴムが劣化していて、かつ、走行中の遠心力で先端が外側に引っ張られた結果、バルブの根元が裂けて、一気に空気が抜けたようだ。

観察したり理屈を考えていたら、この裂け目からのエアーが漏れる量はだんだん増えてきてしまっている^_^;  裂け目が拡大しつつあるようだ。
エアバルブの先端を車軸方向に持ち上げていないと(裂け目を閉じる方向)、エアーが確実に漏れてしまうようになった。
手が離せなくなってしまった^_^;

この駐車場に着いた時点で17:05位だったので、その時から4、5回、嫁の携帯に電話するも嫁は出ず。。。。仕事は終わっている筈なのに。

手が離せなくなりながらも、片手で携帯電話を操作しながら、再度嫁に電話を掛けてみたらようやく出た。とにかく直ぐに来るように伝え、ほどなく嫁が現れる。
嫁にエアバルブを押さえさせて、私は手持ちのもので何か応急処置に利用できるものは無いかと探すが、想定外の原因だったので手持ちのもので利用できそうなものは無い^_^;

これだ!!という確信があった訳ではないが、とりあえずバルブを押さえるのを交代して嫁にビニールテープを買いに行かせた。
その間、私は胸ポケットに入っていたメモ紙を空いてる手と口を使って何重かに折り曲げてホイールのリムとエアバルブの先端に、つっかえ棒をしてみたら手を放しても裂け目からのエア漏れはしなかった。ラッキー(^_^)。
そこに嫁がビニールテープを買って戻ってきたので、この、つっかえ棒をしている状態をビニールテープで固定した。

駅から、自宅までは10-15分位なので、その間だけ走行できれば良い訳で、この、つっかえ棒方式の応急処置でも何とかなりそうなので、これで帰る事にした。途中エアーが抜ける事も考えて念の為に再度電動空気入れで空気を規定値よりも高い2.8k位までした。

不安はかなりあったが、この応急処置で自宅には無事たどり着けた(嫁の運転で)。自宅に着いた段階でタイヤを押してみたが、結構余裕の空気圧でした。

でも、翌日確認したらベコベコでしたけどね。

その後、嫁も健康の為を考えてか?通勤にバイクは使わないと言ったので、私も積極的には修理しようとしていなかったが、やはり日常の利便性を考えると実働状態にしておいて欲しい、との、嫁からのリクエストがあったので、修理に取り掛かることにした。

エアーバルブを交換するには、タイヤを外さなくてはならない。たたでさえ面倒臭い作業なのにスクーターのリアホイールを外すのは毎度毎度メンドクサイ作業である。マフラーを外したりエアークリーナーも一部バラさなくてはならない。
駅から自宅までこんな感じの状態で帰ってきたわけだ。
ビニールテープを剥がすと、メモ紙を折って作ったツッカエ棒が出てくる。
よくもこんな応急処置でもったものだ(-_-;)
ねっ、バルブの根元がパックリ裂けているでしょ。
ノーマルのバルブは90度曲がっているタイプだったが、「GARAGEささを」には写真の「スーパーチープツールズ」で購入した10個380円の直立タイプしか買い置きがなかったので、コイツに交換することにした。

組み上げた後、空気を入れ難くなる可能性が高いが、まあ良いでしょう。
バルブはタイヤをホイールから外さないと交換できないので、ホイールからタイヤを外します。
昔はパンタグラフジャッキと鉄製の棚を使ってビードを落としていたが、現在はビードブレーカを購入したので、ビード落しもパッコン、パッコンと簡単なものです(^.^)。

ビードブレーカーでビードを落とす作業は嫌いではない。
作業の途中、意外と蚊が多い事に気が付き、屋外用の蚊取り線香を炊いて応戦。
くそ暑い中、汗を下記ながらも、タイヤはホイールから外れました。
タイヤ外しは余り好きな作業ではない。
古いバルブを抜いて、この新しいバルブを挿入する。
今回は何となく、挿入前にビードクリームをバルブに塗ってから挿入した。
ビードクリームのお陰か?今回はすんなりとバルブが挿入できた。
タイヤなのだが、元々付いていたタイヤよりも、以前嫁の実家に納車した車両から摘出してきた歪みホイールに付いているタイヤの方が新品に近かったので、こちらのタイヤを使うことにした。

タイヤ外しは好きな作業ではないけど、、、、頑張って外しました。
んで、タイヤをホイールに嵌めこみました。
この作業も余り好きではないなぁ。

因みにアドレスV100はフロントとリアのタイヤサイズは同一。
コンプレッサーでエアーを入れて、ビードを嵌めます。
この作業は結構好き(^.^)
ホイールを組み付ける。
エアークリーナを完全に外さなくても何とかリアホイールの脱着は出来る。
マフラーを取り付ける。
写真には無いがエアークリーナも組み付けて、完了。
バッテリーは弱っていたので、キックでエンジンを掛けたが、、、
煙幕が(-_-;)
煙っているガレージの中で、バッテリーも充電する事にした。
現在14682km走行。

「Garage-ささを」へ

TOPへ戻る