「SkyWave250(CJ41A) 納車後出張修理」(2005/09)

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ドナドナしたスカイウエイブ250のエンジンが信号待ち中にエンストするという話がウチの嫁経由で入ってきた。ドナドナした先は嫁のお姉さんちなので。。スクーターと言えども、私が所有していた時も、暖気が不充分で走り出したら、たまにはエンストもした、が、症状はもっと重症のようで、エンストが怖くて信号待ち中にアクセルを煽り続ける必要があるそうな。また、マフラーからのバックファイヤーも発生するそうな。

転倒して外装に転倒痕はあるものの、中身は自分の手で修理&レストアしたものだから、そんなに状態は悪かろう筈もないんだがなぁ、と思いつつも、後日、日を決めて出張修理をする事にした。

日にちが決まり、現場に行こうとしたら現場の人間となかなか連絡が取れない^_^; 仕方が無いので飯を食ったり、別件の用事で友達宅に行ったりして時間を調整、何とか連絡が取れたのが16:00。現場に着いたのが17:00頃だったので、そろそろ暗くなり始めている。メンテナンスや修理というものは日中にやりたいものである。今回のように不具合原因箇所の特定が出来ていない場合はなおさらである。

正直のところ、運が良ければアイドリングを上げてやれば事が済む可能性もアリ、位のつもりだったので、まずはエンジンをかけてみる。確かにアクセルを煽ってやらないとエンストする感じである。 アイドリングのアジャスターを調整してアイドリングを上げてやろうかとしたが、アイドリングのアジャスタスクュリューを締めこんでも全然回転はあがらないあがらない、というか、締めようが緩めようが反応がないのである。

うーん、この段階で問題はキャブ周辺じゃないかなぁ、と思ったが、暗い中での細かい作業はあまりやりたくないので、プラグの点検をして見ることに。プラグを外してコードを付け、アースしてセルを回せば元気に火花は飛んでいる、火花だけは暗がりの方が状態が良く分かる。

懐中電灯でプラグの焼け状態を確認すると結構白っぽく、混合気が薄かった事が推測させられる。

暗がりで細かい作業はしたくない気持ちは変わらないので、次にキャブレタに来ている燃料ホースを外して、キーをONにすると燃料ポンプからガソリンが元気良く圧送されてきている事を確認。。。。

もう、暗がりでの、これ以上の確認作業はする気も無く。後日、出直してキャブを外して自宅に持ち帰り、点検&オーバーホールする気になった。
 

んで、翌日の午前中に再度、現場へ出張。シーと下のエンジンルーム?のカバーを外して、キャブレターを外そうとしたら。。。。。。
インテークマニホールドからのパイプとキャブレターを繋ぐインシュレータがバックリと裂けているではないか!!!やはり修理の診断は充分な光の下でやらないと駄目ですね。前日にこの異常を見つけられなかったのが残念!
でも、不良箇所が判明するという事は精神的には随分と楽になります。

インシュレータは円の全周360度のうち120度位裂けておりました。ここから2次エアーを大量に吸っていたわけですから、プラグが燃調が薄い兆候の白く焼けているのも納得できますし、アイドリングのアジャスターがまともに機能しない事も納得できた。バックファイアも燃調が薄い兆候ですしね。
裂け目を力技で閉じてエンジンをかけてみたらエンジンは快調に回った。この日は原因が分かったので、現場を後にして自宅近所のSBSに行ってインシュレータを注文しようとしたら、このインシュレータは欠番になっており、代わりにインテークパイプとインシュレータが一体化した対策パーツに変更されていた。この対策パーツは2500円也。
どうやら、初期型スカイウエーブの対策前のインシュレータが裂けるという症状は多発していたらしく対策パーツに変更されたらしい。しかもこの対策パーツはバックオーダ状態で入手までに少々時間が掛かったが(バックオーダになるくらい世の中でインシュレータが裂けていたという事か?)、入手後速やかに再々出張して対策パーツを車体に取り付けました。

修理後はエンジンも快調に回ってめでたしめでたし。

もともと自分が修理&レストアした車体なので、その辺に関わる異常でなくて少々ホッとしていたりもしている^_^;。
   
   

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