「駆動系修理&オーバーホール」(2009/01/01-2009/01/12)
通勤快速のスカイウエーブですが、ここのところ、発進時の加速感がどうもリニアではないと感じていて、ウエイトローラの偏磨耗にでもなっているのではなかろうかと、駆動系のオーバーホールを計画。 スカイウエーブはゼロ発進に切れがないというか、妙にもたつく感覚があり、オーバーホールついでに、この辺の改善もするべく、部品の手配をしていた。 元旦の午後より嫁と子供たちが車で実家に出かけていったので、ガレージが広くなったので作業開始。まずは洗車から、、、ある意味基本。 |
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洗車後駆動系に手をつけるべく、カウルやらカバーやらを外していく。 | |
駆動系がお出まし。 ベルトの磨耗カスによるものだろうが、それなりに汚い。 |
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ドライブ側のベルトとプーリーとベルトの位置関係はこんな感じ。 因みにプーリーとウエイトローラとベルトはマロッシである。 フィクスドドライブフェイスはノーマル。 |
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ドリブン側のプーリーとベルトの位置関係はこんな感じ。 センタースプリングはマロッシ。 |
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停止状態で、もう少しベルトが外側に位置してくれた方が、私の好みに合うんだろうとは思うのだが。。。 | |
駆動系パーツを外していきます。 すると。。。。。。 |
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ガーン!!!!(^0_0^) クラッチがぁぁぁぁぁぁ。。。 |
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シューが無くなって、金属が出てしまっている。。 そりゃ、ゼロ発進でリニアな加速感は得られなくて当たり前。。。 |
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クラッチアウターの内側も、こんな感じで荒れてはいるものの何とか再利用は可能のようです。 | |
気を取り直して、ポイポイと部品を外していきます。 | |
クラッチアッシーのセンターナットは50mm超の大きなもので、インパクトだけでは外れなかったので、タガネで叩いて外しました。 | |
部品をすべて外して、ケース内をパーツクリーナとブラシで洗浄。 | |
外したドライブプーリー。 | |
ランププレート。 こうしてみると、意外とウエイトローラーの移動量というのは少ないものだと確認できる。 |
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マロッシのウエイトローラは意外と偏磨耗は少なかった。 | |
マロッシのプーリーもこうしてみると、ウエイトローラの外側への移動量を規制するような肉盛りが確認できる。 | |
マロッシのスプリング。 汚れを落として塗装のハゲている部分をから察するに、スプリングがつぶれきってコイルが触れていたと思われるので、ハイギアード寄りの変速の限界はスプリングコイルの太さの可能性もアリかな?とも思えた。 |
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トルクカムもバラして洗浄し、新しいグリスをたっぷり塗布して組み付けた。 | |
CK41Aはプーリーのインナーカバー側にもクラッチアウター軸を支えるベアリングが入っているのだが、今回そのベアリングも打ち換えた。 写真はベアリングを外したところ。 |
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ベアリングを打ち込みました。 | |
クラッチの磨耗は想定外だったので、今回はノーマルよりも早く入手できるマロッシのものをネットオークションで手配。 | |
新たに組み込むセンタースプリングはベテラで、スプリングスライダーもセットしてあります。 | |
特殊工具無しで、足でスプリングを縮めながら、クラッチのセンターナットを取り付け、インパクトレンチで仕上げました。 | |
シャフトもグリスアップをして。。。 | |
クラッチアッシーを乗せます。 | |
ここで、プーリーの比較ですが、写真はノーマル、ノーマル改、ベテラ、マロッシです。 | |
今回、組み込むのは「ノーマル改」ですが、これはノーマルベースにフェイスを削って特性を変えたものだそうで、低回転ではローギアード高回転ではハイギアードになるようになっているそうで、その狙い通りの特性であれば、私の好みにも合う筈なのだが、どうでしょうね。 | |
左上:ノーマル、右上:ノーマル改、左下:ベテラ、右下:マロッシ 上2つがノーマルとノーマル改の筈なのだが、センター部分を見ると明らかに鋳型が異なっており、CK42Aのノーマルベースの改ではなく、CK41AかCK43Aのノーマルベースではないかと思われる。 |
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ノーマルプーリーでのベルトの当たっていた部分の寸法を記録しておきます。 因みにノーマルは低回転域からかなりのハイギアード仕様でした。 |
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マロッシのプーリーに付けていたランププレートのウエイトローラが接触していた跡の長さは21mm。 意外とウエイトローラの移動量は少ないものなんですね。 |
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ノーマル改のプーリーを取り付けます。 | |
こんな感じ。 | |
ノーマル改のセットにはフィクスドドライブフェイスも専用のものがセットになっていました。 因みに、マロッシもベテラもキット内にはフィクスドドライブフェイスは含まれておらず、ノーマルを使用する仕様でした。 |
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ほいほいと組み上げて写真を撮り忘れてしまいましたが、組んだ感じではプーリーに対してのベルトの位置とかはあまり変わっていなかったので、ゼロ発進の加速のもたつき改善にはあまり効力を発揮しない可能性が高いと思われた。 | |
で、完成。 乗ってみた感じですが、クラッチに関しては発進加速のリニア感は出まして、ちゃんと修理はできたようです。 プーリー変更による変化は、明確なのは高速走行時のエンジン回転が下がったのは感じられ、高速道路走行時の燃費が良くなりそうです。 発進加速のフィーリングはマロッシと大きな差は無いものの若干良くなった気もします。 でも、プーリーフェイスの角度が違いますから、ベルトがこのプーリーに馴染んできたら、より効能が出てくるんじゃなかろうかと期待しています。 |
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