「Fホイールベアリング交換」(2009/04/29)

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先日のFブレーキパッドのシュー脱落事件の修理の際にフロントホイールのベアリングにガタがあるのに気が付き、その日のウチにSBS横浜にパーツを発注しに行った。
何とかゴールデンウイーク前には入荷できるとの事なので助かった。
SBS横浜のメカさんの話によれば、スカイウエーブの場合、フロントホイールのベアリングは左側(ブレーキディスクが付いている方)がやられ易いそうな。右側はメータギアのカバーのお陰で水の浸入を防げるが、左側は水が入り易い傾向があるそうで痛み易いそうな。

確かに改めて点検してみると、ガタが発生しているのは左側だった。

因みにこのガタだが、正直言って私は走行している時には気が付かなかった。しかし今になって思えば、急ブレーキの際や、段差乗り越えの際に「カコーン」という音は気が付いていたが、音質からしてカウルのどこかの勘合が悪くてそういう音が出ているんだろうな、程度の認識でした。観察力が甘いねぇ。

 
フロントホイールを外しまして。
ベアリングプラーでクリクリとベアリングを抜きます。
抜けました。

左側はベアリングとオイルシールが打ち込んでありますが、同時に抜いちゃいます。
メーターギア側のベアリングも抜きます。こちらはメーターギアのカバーで覆われているのでオイルシールは無し。

ベアリングの左右と中間に入っているディスタンスカラーを抜いたらマジックリンと水でガッツリとホイールを洗浄してあげます。
ベアリングが入っているとできない洗浄方法ですから、こういった機会にガッツリと洗ってやらねばね。
今回手配したのは、下記の部品:

08123-62027 (ベアリング)x 2個
09180-15070 (スペーサ、15.3x21.7x100)x 1個
09284-22004 (オイルシール、22x35x5)x 1個
新品ベアリングには若干グリスを追加で注入して組み込むことにした。
高回転するベアリングは多ければ良いという訳ではないのは知っているが、余分なグリスは回転中に内側に飛んで行ってくれるでしょう、と、いういい加減な考え。
ベアリングを打ち込みました。

ベアリングは打ち込み過ぎない方がホイールは軽く回るようなので、私は打ち込んで音が変わったらそれ以上は叩かないようにしています。
最終的にはアクスルシャフトで締め込まれるから、ここで頑張り過ぎる必要はないでしょう。

経験上、念入りに叩くとベアリングの内側とディスタンスカラーが触れ、それが抵抗になってホイールの周りが悪くなります。
今回摘出したパーツ。

ディスタンスカラーに関しては、私は比較的大らかで再使用してしまう事が多いのだが、流石にガタのあるベアリングに付いていたカラーは交換した方が良かろうと思い(というかそういう話を聞いた事があるので)、交換しました。
左側のベアリング。

錆びてガビガビになっています。

そりゃ、ガタも出ますわな。
左側のオイルシール。

構造的に、あまりベアリングを保護してくれていないオイルシールのような気がする。
右側のベアリング。

グリスは古くはなっているが、錆びもガタも発生していなかった。
メーターギアカバーに守られていたお陰でしょう。
ホイールを車体に取り付けました。

オイルシールはベアリングの内側はシールしてないものねぇ。
でも、他の車種でも同様の構造が多いかな。
右側はこのように保護されているから、ベアリングにはやさしい。
走行距離は27655km
洗車をして作業終了。
   

 

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