「DIOタイヤ&ブレーキシュー交換」(2007/10/28)

「Garage-ささを」へ

TOPへ戻る

 

ご近所さんのDIOのタイヤ交換とブレーキシューの交換を頼まれて、、、というかこちらから申し出て行う事になった。

自分ちのバイク以外を弄るのは、ドキドキしてしまうが、まあ、いつも以上に慎重に作業を行おう。
よそのうちのバイクなので先ずは現状確認から。無いとは思うが、作業完了後のいらぬトラブル防止ようである。

シートに亀裂あり。
僅かながらも反対側にも亀裂あり。
走行距離9205.3km。
妙に傾いているが、サイドスタンドの取り付けがグラグラの為。
サイドスタンド取り付け部。本来2個のナットで固定されている筈が、1個だけで且つ、その一個も緩んでいて、加えて腹をヒットしたらしく、ナットの頭が潰れている。
マフラー固定ボルトが1個無かった。
リアタイヤは、、充分減っている。
フロントタイヤも減っているが、その減り方が少々変わっていて円周上が段々になって減っている。
フロアパネルの嵌め込み不良あり
右パネル嵌め込み不良あり。
キャブレタ周辺、油汚れが凄い。
左サイドパネル嵌め込み不良あり。
フロントブレーキのシューの減りは、まだもう少しは使えそうな感じ。
でも、交換時期としては妥当なところであろう。
リアブレーキのシューも減りは、まだもう少しは使えそうな感じ。
でも、交換時期としては妥当なところであろう。
プーリーケースの上の油汚れも凄い。
ヘッドライトカバー取り付けビス1個欠品。
作業を始める前に、普通の洗車をしておく。
作業開始。フロントタイヤの交換から。この車両は前後ドラム式でシューも前後同じ物で、タイヤサイズも前後同じ。

フロントホイールを外してドラムの内側とかを洗浄しておく。フロントはベアリングがあるのでガッツリ水洗いが出来ないので。
ビードブレーカでビードを落としす。
タイヤレバーでタイヤを外す。
ホイールの内側、、、少々汚いので。
パーツクリーナとウエスで洗浄。
因みに自分ちのバイクだとココまで丁寧にはやる事は少ない。
事前に手配していたタイヤ。前後共通の3.0-10。1本2097円。
バルブも外して新品に交換。
今回手配したブレーキシュー。前後共通で1セット2050円。
ラフロでベスラのものが1500円台であるらしいのだが、買いに行った時は品切れだったので、仕方なく、こちらの高い方にした。
こちらは古い方のシュー。取り外して洗浄して新しいパッドを取り付けました。
次はリアなのですが。リアはマフラーを外さないとタイヤ交換もブレーキシューも外せないのだが、マフラーを外す為には写真のシート本体&メットインボックスを外さないとエキパイのナットに工具が届かないという構造だった。
この構造を面倒臭いと思うのが普通だろうと思うのだが、アドレスV100はマフラーだけを外せるが、作業はし難いから、急がば回れ的に、メットインを外すという構造ももアリかも知れないと思う。メットインボックスを外すのは意外と時間が掛からないし、写真の様にメットインボックスさえ外せばエンジン周辺のメンテナンスが出来る構造は美味しいかも知れない。
ココがエキパイ部。
マフラーを外して、リアホイールを外すと、、、、。
きっ、汚い(-_-;)。
パーツクリーナーとブラシで洗浄。床に落ちた汚れで、汚れの凄さを分かってもらえるかも。
新しいブレーキパッドを付けて、タイヤ交換したリアホイールをマジックリン&水でガッツリ洗浄して、取り付けました。
その後マフラーも取り付けますが。エキパイのボルトにANTI SEIZEを塗布しておきました。
分かり難いですが、マフラーのエキパイ取り付け部のアップです。
穴ではなく切り欠きになっているので作業がし易い。
マフラー取り付け前にブラシでゴシゴシと洗浄してやりました。
マフラー取り付け時に、欠品していたボルトをジャンク箱から適当なボルトを探してきて取り付けておきました。
嵌め込み不良のあった、右フロアパネルとサイドパネルを直しました。
嵌め込み不良のあった、左サイドパネルを直しました。
ライトカバーのビスが欠品していたのを、ジャンク箱から適当なビスを探してきて取り付けました。
今回、最もトラブったのがコレ。これはサイドスタンドを取り付けるためのブラケットで、金属板にスタッドボルトを溶接してあり、このブラケットとサイドスタンド本体をフレームのアンダーパネルをサンドイッチして固定するような構造なのだが、

サイドスタンド取り付け部。本来2個のナットで固定されている筈が、1個だけで且つ、その一個も緩んでいて、加えて腹をヒットしたらしく、ナットの頭が潰れていたので、先ずは頭の潰れているナットを正常な物に交換してやろうと外そうとしたらスタッドボルトが簡単に折れてしまった(-_-;)。次に折れていない方のスタッドボルトの方にナットを付けてどんな感じになるのか調べようとしたら、こちらもポキリと折れてしまった(ガーン)。

取りあえず、このブラケットを外して作戦を考えなくては、と、このブラケットを取り出そうとしたら、簡単には取り外せず、普通のバイクでいうスイングアームピボット(ユニットスイングのスクータなので実際にはエンジンとフレームとの連結部分)のボルトを抜かないとブラケットを車体外に抜き出す事が出来そうにない(-_-;)
どんどんと大仕事になっていく。。。トホホ。エンジン部分にパンタグラフジャッキをかませて、スイングアームピボットのボルトを抜き、隙間を作ってこのブラケットを抜き出すことに成功。

色々と試行錯誤したが、結局このブラケットを万力に噛ませてスタッドボルト(リベットのような形状で傘部分でスポット溶接で板金と接合されていた)を叩き抜いて、ハンマーで穴を叩いて少し小さくして6mmのタップを立てて、在庫していたステンレスビスをねじ込んでブラケットを再生させた。
んで、完成したのがコレ。。。

無事にサイドスタンドの取り付けに成功。フゥー(-_-;)
コノ車両は何故かノーマルのセンタースタンドも付いていない車両なので、サイドスタンドが付くか付かないかは大きな問題だったので、助かりました。
ほっとしたところで、全ての作業の再確認を行い、くすんでいた塗装面が気になっていたのでポリッシャーで磨いてやったら、綺麗に一皮剥けて塗装面はピカピカに仕上がった。
ちょっと順番が逆のようだが、ポリッシャーを掛けた後に再度洗車を行った。
エンジン周辺の油汚れが酷かったのでマジックリンを使ってのガッツリ洗車の後にケルヒャーの高圧洗浄機で汚れを飛ばしてやりました。
受付嬢候補生は私の作業中にガレージの見学や、お向かいさんの花壇の観賞をしていたようだ。

「Garage-ささを」へ

TOPへ戻る